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ゲスト

知的障害児からの暴力による施設職員の命の安全確保について

障害児入所施設の職員です。勤務中、責任能力の問えない知的障害児から暴行を受け、頚椎を損傷し後遺障が残りました。当該児童は精神的に不安定で日頃から他者への暴力が激しく、これまでにも何人もの人が当該児童からの暴力によって骨折や網膜剥離、鼓膜穿孔等の重傷を負っています。頚椎損傷による身体障害を負ったのは、私が当施設で勤務している中だけでも2人目になります。
事故の要因のひとつとして、施設の管理職が身体拘束3原則(一時性、非代替性、切迫性の3つの要件を満たす)に基づく身体拘束を「人権侵害」として許容しないことがあげられると思います。
諸々の理由で当該児童が精神科に措置入院ができないにしても、身体拘束3原則を適切に発動させることができれば何人もの人が重傷を負ったり最悪死亡することにはならないはずです。しかし、昨今どの自治体も身体拘束は「人権問題だ」とし、廃止する動きが強まっています。障害者の人権はいついかなる時も一番に声高に叫ばれますが、「人権」というパイが障害者に多くいけばいくほど福祉従事者の人権と命や体の安全は削り取られ無くなり、そのことは誰からもかえりみられることはないのです。たしかに身体拘束は人権問題であり、慎重な判断が必要ですが、現実としてそれがなければ周囲の命や体は守られないのが現状です。身体拘束3原則に基づいた、適切な身体拘束を許さない施設に損害賠償できるでしょうか。私のように、障害者による「人権」を声高に主張されるが故に命と体を危険にさらし、一生の身体障害を背負って泣き寝入りする福祉従事者は全国に数多くいるはずです。世間に問題提起するためにも、貴チャンネルでこの問題を取り扱っていただけると幸いです。

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